インテルの株価は、トランプ政権が同社の株式を取得するための交渉を行っていると報じられた後、取引終了間際に急上昇しました。これは、トランプ大統領がインテルのCEOであるリップ・ブー・タン氏の解任を求めたことに続く動きです。
報道によれば、トランプ政権はインテルの株式を取得することで、オハイオ州に計画されているインテルの工場を支援する方針です。この工場はかつて世界最大の半導体製造施設になるとされていましたが、複数の遅れが生じ、2030年代に先送りされています。
インテルの株価は、取引時間中に7.38%上昇し、時間外取引でもさらに3.2%上昇しています。
この取引は初期段階にあり、米国政府が株式を購入する方向で進んでいるということです。詳細はまだ調整中とされています。
この交渉は、トランプ大統領とインテルのリップ・ブー・タンCEOとの会談の結果であると見られています。トランプ大統領は、タン氏が以前にカデンス・デザインを率いていたことを理由に「非常に対立している」と述べていました。カデンス・デザインは、司法省による調査で「中国の軍事大学にチップ設計製品を販売した」として有罪を認めた企業です。
インテルはこの取引についてコメントを控えていますが、声明では「米国の技術と製造業のリーダーシップを強化するトランプ大統領の努力を深く支援する」としています。ホワイトハウスはコメントをしていませんが、今後の動向が注目されます。