テレビ番組や映画の視聴記録を管理する人気アプリ「TV Time」のサービスが終了することに伴い、アプリの創業者の一人が、後継となる新たなアプリ「Bingers」を開発していると発表しました。
アプリの分析会社によりますと、「TV Time」は世界で累計2640万回以上インストールされている人気のアプリです。サービスの終了が発表されて以降、2万5000人以上の利用者が存続を求める署名を行っています。
パリを拠点に活動する創業者のアントニオ・ピント氏は2016年、利用者の拡大を目指してアメリカの企業「Whip Media」にアプリを売却しました。しかし、同社が人工知能(AI)事業に注力するため、「TV Time」のサービスを終了させる方針を示したということです。
これを受けてピント氏は、これまでの利用者が番組について語り合う交流の場を維持するため、新アプリ「Bingers」を開発していると明らかにしました。「TV Time」の優れた機能を再現するだけでなく、長年の課題であった読み込みの遅さなどを改善するとしています。
ピント氏によりますと、「TV Time」のサービス終了の背景には、膨大な利用者数を抱えることによる多額のサーバー維持費があったということです。新たなアプリでは、サーバー費用を低く抑える設計を採用し、持続可能な運営を目指す方針です。また、数百万人が同時に利用しても、迅速にデータが処理される仕組みを構築するとしています。
新アプリ「Bingers」は、2026年7月末までにスマートフォン向けに提供が開始される予定です。現在、専用のウェブサイトで事前登録の受け付けを行っています。
さらに、利用者は「TV Time」から出力した過去の視聴履歴やコミュニティでのコメントなどのデータを、新アプリに引き継ぐことができるということです。データ移行の機能はすでにウェブサイト上で稼働しており、アプリの配信開始と同時に過去の記録を引き続き利用できるとしています。
