Epic Gamesは、アップルとグーグルのアプリストアポリシーに対する訴訟で勝利を収めたと発表しました。オーストラリア連邦裁判所は、両社がそれぞれのアプリストアにおいて反競争的行為を行ったと認定しました。
判決を下したジョナサン・ビーチ判事は、両社がアプリ配信市場での支配的地位を利用して競争を制限したとしましたが、「不当行為」に関するEpicの主張は退けました。
Epic Gamesは、アプリ内購入における手数料構造に関して、世界各地でアップルとグーグルと争っています。今年、同社は米国でアップルに対して大きな勝利を収め、「Fortnite」が5年ぶりに米国のアップルストアに復帰しました。
今回の判決により、Epicはオーストラリアでも同様の結果を目指す方針です。Epic GamesのCEO、ティム・スウィーニー氏は、Epic Games StoreとFortniteがオーストラリアのアップルストアに近く復帰すると述べました。
グーグルの広報担当者は声明で、「Epicの要求を退けた裁判所の判断を歓迎します。しかし、当社の課金ポリシーや一部の過去のパートナーシップに対する裁判所の評価には異議があります」と述べました。
一方、アップルはABCニュースに対し、アプリストアがユーザーにとって最も安全なアプリ入手方法であるとし、Epicの主張に関する裁判所の判断に異議を唱えました。