クライナー・パーキンスは、今週のFigmaとAmbiq MicroのIPOで大きな利益を上げたと発表しました。
Figmaは木曜日にIPOを行い、クライナー・パーキンスはこの企業の主要な投資家でした。クライナー・パーキンスは、IPO価格である1株33ドル(約5115円)で1,346,499株を売却しました。さらに、追加オプションを行使した場合、2,756,020株を売却することが可能だったとしています。
現在、クライナー・パーキンスはFigmaの52,364,374株を保有しており、初日の終値である1株115ドル(約1万7825円)で評価されています。これにより、Figmaの株式売却から約91億円が戻り、残りの持ち分は約6022億円の価値があると見積もられています。
また、Ambiq Microも水曜日にIPOを行い、4百万株を売却して9600万ドル(約148億円)を調達しました。クライナー・パーキンスは、2,081,831株を保有しており、1株43.85ドル(約6797円)で評価されています。この結果、Ambiqの持ち分は約91億円の価値があるということです。
さらに、クライナー・パーキンスは今月、GoogleがWindsurfから技術ライセンスを取得し、主要な人材を引き抜く契約により、良好なリターンを得たと報じられています。具体的な金額は明らかにされていませんが、TechCrunchの報道によれば、全体で約3倍のリターンがあったとのことです。
将来的には、クライナー・パーキンスが支援する他の企業もIPOを計画しているということです。Motive Technologiesは1億5000万ドル(約233億円)を調達し、2025年までにIPOを目指していると報じられています。