Canvaは、デザインアプリ「Affinity」のiPad版をリリースしたと発表しました。個人は無料で利用でき、Mac版と同等のプロ級機能を備えているとしています。iPadとApple Pencilに最適化され、スケッチから印刷用ファイルまでをiPadだけで完結できるのが特徴です。
ポイント
- Affinity for iPadが登場、個人は無料
- Mac版と同じプロ級の機能を搭載
- Apple Pencil Proの圧力・傾き・バレルロールなどに対応
- スケッチ、ベクター、写真、レイアウトを1つのアプリで編集可能
- デスクトップ版は1年で700万以上の登録
iPad版の特徴
Affinity for iPadは、タッチ操作とApple Pencil向けに設計されたアプリです。プロ向けのスケッチ、ベクター、写真、レイアウト編集を1つに統合しています。
これまで別々だったAffinity Photo、Affinity Publisher、Affinity Designerの3アプリを置き換え、1つのファイルで全作業を完結できるのが魅力です。Mac版では1年前に統合されており、iPad版も同じ構成になりました。
各機能の詳細
スケッチ機能では、Apple Pencilの圧力や傾きを活かして線の太さや柔らかさを表現できます。豊富なブラシライブラリも用意され、スケッチはファイル内に残したまま編集を続けられます。
ベクター機能では、正確な曲線とノードでロゴやアイコンを作成可能です。手描きの線をベクター図形に変換する「Sketch to Shapes」も利用できます。
写真機能では、RAWファイルの調整、インテリジェント選択、リアルタイムのレタッチ、合成が可能です。マスクツールはApple Pencilのピクセル精度で境界を検出し、髪や動物の毛、植物などの複雑な領域も簡単にマスクできます。
レイアウト機能では、'zineやルックブック、フォトブックなどの複数ページ文書を作成できます。マスターページとグリッドで一貫性を保ち、印刷用ファイルまで出力できます。
Apple Pencil ProとAI機能
Affinity for iPadは、Apple Pencil Proの圧力、傾き、バレルロール、スクイーズ、ホバーに対応しています。
AI機能としては、生成拡張、解像度アップスケーリング、モーションブラーなどの属性追加が可能です。また、平坦な画像を編集可能なレイヤーに分割する「Decompose Layer」機能も備えています。
価格と提供
Affinity for iPadはApp Storeから無料でダウンロードできます。個人ユーザーは無料で利用可能です。デスクトップ版も個人は無料で、1年間で700万以上の登録を記録しています。
Canvaのプロデザイン部門CEO、Duncan Clark氏は「クリエイティブな作業は1つの分野にとどまらない。だからツールも1つであるべきだ。デスクトップ版でAffinityを統合して以来、最大の要望はiPad版だった。本日それを実現する」とコメントしています。
