AIが生成したコンテンツの識別に取り組むAIラボのPangram Labsは11月4日、画像検出モデル「Pangram Image1.0」と動画検出モデル「Pangram Image Flash1.0」を発表しました。デジタルコンテンツの真偽を見分ける技術が、新たな精度の段階に入ったことを示す発表です。
ポイント
- Pangram Labsが11月4日に画像・動画向けのAI検出モデル2種を発表
- 画像検出モデル「Pangram Image1.0」のテスト精度は99.96%
- 256×256の低解像度でも96.4%の精度を維持
- 動画検出モデル「Pangram Image Flash1.0」はDF26データセットで98.7%、2位と29ポイント差
画像検出モデルの精度
Pangram Image1.0は、12種類の最先端AI画像生成器を使ってテスト用のデータセットを構築しました。実画像100枚をもとに、合計1200枚の写真からなるデータセットで評価しています。
テスト精度は99.96%に達しました。ヒートマップ(注目領域を色で示す表示)によって、AIが生成した部分を正確に特定できるとしています。
加工や低解像度への強さ
このモデルは、画像の圧縮や拡大・縮小、人為的な加工があっても検出力が落ちにくい設計です。256×256の低解像度でも96.4%の精度を保つとしています。
動画検出モデル
同じ日に発表されたPangram Image Flash1.0は動画向けの検出モデルです。DF26データセットで98.7%の精度を達成し、2位に29ポイントの差をつけました。
背景
生成AIの急速な普及に伴い、偽の視覚コンテンツを効率よく見分けることが、デジタルコンテンツの安全性を保つうえでの課題となっています。Pangram Labsは、今回のモデルが画像・動画の真偽判定の性能を引き上げ、AI技術の悪用への対策を支えるとしています。