インドのスタートアップProntoは、10分以内に清掃や洗濯などの家事サービスを提供するアプリを通じて、評価額を90日で3.6倍に増加させたと発表しました。Prontoは、5月に1200万ドル(約18億6000万円)の評価額で200万ドル(約3億1000万円)のシードラウンドを達成しましたが、その後、General CatalystとGlade Brook Capitalが共同で主導する1100万ドル(約17億5000万円)のシリーズAラウンドで4500万ドル(約69億8000万円)の評価額に達しました。既存の投資家であるBain Capital Venturesもこのラウンドに参加しました。
Prontoは、立ち上げからわずか3か月で収益が約5倍に増加したとし、現在1日あたり「4桁」の予約を受け付けているということです。年間の定期収益は75万ドル(約1億1600万円)から150万ドル(約2億3300万円)の範囲を見込んでいます。
Prontoの成長の要因として、急速なスケーリングと投資家からのチームの質の高さが挙げられます。投資家であるGeneral Catalystのパートナー、ラフル・ガルグ氏は、創業者のアンジャリ・サルダナ氏のリーダーシップに感銘を受けたと述べています。
Prontoは現在、ニューデリーの衛星都市グルガオンに6つの拠点を持ち、各拠点は1.5マイル以内の顧客にサービスを提供しています。今後12〜18か月でムンバイ、バンガロール、その他の主要都市への市場拡大を計画しています。
インドでは、1億8000万から1億9000万の核家族が家事サービスの潜在的な顧客であり、3500万人の半熟練労働者と未熟練労働者がこの市場で350億ドル(約5兆4250億円)の賃金プールを活用できるとされています。Prontoは、インドの家事サービス市場の拡大に向けて、さらなる成長を目指しています。