写真編集アプリ「VSCO」は、消費者向け事業の低迷を受け、24名の従業員をレイオフしたと発表しました。これは、プロの写真家向けツールの開発に注力するための再構築の一環ということです。
内部メモによると、VSCOのCEOエリック・ウィットマン氏は、消費者事業の予想以上の減少と、新たな成長戦略が期待通りの成果を上げなかったと述べています。同氏は、過去4年間のうち3年間はEBITDAがプラスであったとし、消費者事業の減少にもかかわらず、他の事業は成長を見せているとしています。また、VSCOのコアアプリが米国の多くのデバイスにインストールされていると指摘しました。
テッククランチへの声明で、VSCOはマーケティング、技術、プログラム管理チームが影響を受けたと述べています。
「先週、VSCOは会社の再構築の結果として24名の従業員と別れを告げました」とウィットマン氏はメール声明で述べています。「全ての部門で貴重なメンバーが影響を受けました。VSCOとその使命に大きく貢献してくれた全ての人に感謝しています。会社は長期的な成功と価値を提供するために、より効率的で効果的な内部運営を目指しています。」
ウィットマン氏はメモで、「今後5年間で成功するためには、AIネイティブ企業として運営し、大胆で集中した賭けを行い、プロ事業、AIラボ、TFP、サイトを通じて築いた基盤を強化する必要があります」と述べています。
VSCOは成長を促進するために、ブランド認知度を高め、AIを活用した機能の開発に取り組む方針です。AIネイティブなエディターの刷新や、ユーザーがツールを通じてタスクを完了するのを助けるAIアシスタントの構築を計画しています。また、写真家がポートフォリオをキュレーションし、作品を展示できるパブリックフォトギャラリー機能の再設計も予定しています。
昨年、VSCOは写真家とブランドをプロジェクトでつなぐマーケットプレイスを立ち上げました。今年は、コラボレーション用のAI製品「Canvas」や新しい編集機能を提供することに注力しています。
Canva、Googleフォト、Adobe Lightroomのような消費者向けアプリがAI機能の追加に注力する中、VSCOはAI技術よりも、プロの写真家向けにより良いツールと専用プラットフォームを提供することで独自の地位を築くことが良い戦略であると認識したようです。
