新興企業のLava Paymentsは、AIエージェントが顧客のために取引を行う現代のウェブ環境に対応した決済ソリューションを構築することを目指しています。創業者のミッチェル・ジョーンズ氏は、以前のフィンテックスタートアップであるLendtableを離れた後、AIの可能性を探る中でこのアイデアを思いついたと発表しました。
ジョーンズ氏は、AIとエージェント決済をよりシンプルで開発者に優しいものにするシステムを構築する可能性を見出しました。AIアプリを試す中で、基本的なフォーム入力エージェントを構築しようとした際、400ドル(約6万円)以上を費やしたことに気づきました。
「同じ問題に何度も直面しました」とジョーンズ氏はTechCrunchに語りました。「同じ基礎モデルやツールを何度も異なるプラットフォームで使用していましたが、そのたびに新しいサブスクリプションを始め、再認証し、別々に支払わなければなりませんでした。」
そのため、ジョーンズ氏はLava Paymentsを立ち上げることを決意しました。Lavaは、使用クレジットを通じて取引を促進するデジタルウォレットです。このアイデアは、商人やサービス間で一組のクレジットが機能することで、人間の介入なしに自律エージェントが支払いを行いやすくするというものです。
水曜日に、LavaはLerer Hippeauが主導する580万ドル(約9億円)のシードラウンドを発表しました。この資金は、採用や製品開発、市場戦略の構築に使用する方針です。
ジョーンズ氏は、「エージェントがスムーズにインターネットを移動し、取引を行い、構築できるようにすることが重要です」と述べています。
このようにして、Lava PaymentsはAIエージェントがより多くの場面で活躍できるようにすることを目指しています。