TikTokは、ユーザーがダイレクトメッセージ(DM)で音声メッセージや画像を送信できる新機能を導入したとTechCrunchに金曜日に発表しました。ユーザーは一対一またはグループチャットで最大9枚の画像や動画を共有できるようになります。
この新機能により、TikTokは単なるエンターテインメントプラットフォームから、ユーザーがTikTok動画を送り合うだけでなく、より頻繁に交流する場を目指しています。また、これによりTikTokのメッセージ機能は、他の人気ソーシャルアプリやサービスにより近づくということです。
音声メッセージ機能では、ユーザーは最大60秒の音声メッセージを録音して送信できます。この機能の導入は、WhatsAppやInstagram、Appleのメッセージなどがすでに音声メッセージ機能を提供している中でのものです。
特にZ世代を中心に音声メッセージがコミュニケーション手段として受け入れられていることから、TikTokがDMに音声メッセージを追加するのは自然な流れだということです。
この機能は、今後数週間で順次展開される予定です。
写真や動画の共有に関しては、ユーザーはカメラで撮影するか、カメラロールから選択して他の人と共有することができます。また、送信前にコンテンツを編集することも可能です。
ユーザーの安全を考慮し、初回メッセージリクエストとして画像や動画を送信することはできません。たとえば、誰かが初めてメッセージを送る際、自分で撮影した写真や動画を送信することはできず、TikTok上のコンテンツのみを共有できます。
さらに、誰かが写真や動画を送信する際には、TikTokがプライバシー保護と送信先に注意するよう促します。
TikTokのDMは16歳未満のユーザーには利用できませんが、16歳から18歳のユーザー向けの保護策を追加しています。たとえば、TikTokは自動システムを使用してヌード画像を含む画像を検出しブロックします。これにより、送信者はヌード画像を送信できず、受信者もその画像を見ることはありません。
18歳以上のユーザーは、この安全機能をアプリ設定でオンにすることができます。
TikTokは、この新機能を通じて、ユーザーが自身を表現し、既に慣れ親しんでいる方法で他者とつながる手段を提供する方針です。
この動きは、TikTokがメッセージング製品の拡充を進めている中でのものです。昨年、プラットフォームはグループチャットを導入し、最大32人と同時にチャットできるようになりました。また、最近では、クリエイターチャットルームを展開し、クリエイターとフォロワーが交流できる専用スペースを提供しています。