半導体大手インテルは、3月にリップ・ブー・タン氏がCEOに就任して以来、経営陣の刷新を続けていると発表しました。
インテルは月曜日、ミシェル・ジョンストン・ホルタウス氏が30年以上にわたる勤務を経て退任すると発表しました。ホルタウス氏は最近までインテル製品の最高責任者を務めており、今後は戦略顧問として残るということです。
また、インテルは外部顧客向けの新たなカスタムシリコン事業を構築するための中央エンジニアリンググループを設立すると発表しました。このグループは、カデンス・デザイン・システムズから7月にインテルに加わったスリニヴァサン・“スリニ”・アイエンガー氏が率いるということです。
さらに、元ARMのケヴォーク・ケチチアン氏がデータセンターグループの責任者としてインテルに加わることになりました。ジム・ジョンソン氏は、インテルのクライアントコンピューティンググループの上級副社長兼ゼネラルマネージャーに任命されました。また、インテルのファウンドリー部門の技術・運用責任者であるナガ・チャンドラセカラン氏も役割を拡大する方針です。
「スリニ氏が中央エンジニアリングを率いることで、顧客サービスにおいてイノベーションと実行をより緊密に調整しています」とタン氏は会社のプレスリリースで述べています。「私たちは世界クラスの製品を提供し、エンジニアリングチームが迅速に動き、卓越した実行力を発揮できるようにすることに集中しています。ケヴォーク氏、ジム氏、スリニ氏は、深い技術的見識と業界の関係を持つ優れたリーダーであり、新しいインテルを構築する上で重要な役割を果たします」としています。
このニュースは、米国政府が既存の政府助成金をインテルの10%の株式に転換する計画を発表してから数週間後に出されたものです。この取引は、インテルがファウンドリー部門の所有権を50%以下にした場合にペナルティを課す形で構築されています。
これらは今年のインテルにおける唯一の経営陣の変更ではありません。
3月にタン氏がCEOに就任したことも注目すべき変更です。7月には、グレッグ・アーンスト氏をインテルの最高収益責任者として迎えるなど、営業とエンジニアリングの役割に4人の新しい人材を採用したと発表しました。
インテルはコメントを控えています。