リクルートホールディングスは、インディードとグラスドアで約1300人の従業員を削減すると発表しました。これは、グラスドアの事業をインディードに統合し、AI技術の活用を強化する再編成の一環ということです。
社内メモによれば、削減は主にアメリカの研究開発、技術、人事、サステナビリティ部門に影響を与えるとしていますが、全ての国の全ての機能が影響を受けるということです。リクルートのHRテクノロジー部門の6%に相当する人員削減です。
同社は声明で、AIが2.2秒ごとに人々の就職を助けているとする内部データを強調し、「AIを使用して求職者と雇用者の体験をより良くすることで採用を簡素化する」方針を示しました。
「AIは世界を変えており、私たちは求職者と雇用者に本当に素晴らしい体験を提供する製品を確保することで適応しなければなりません」と、井出小場久之CEOはメモに記しています。
再編成の一環として、グラスドアの現CEOであるクリスチャン・サザーランド・ウォン氏は10月1日に退社します。また、インディードのチーフ・ピープル・アンド・サステナビリティ・オフィサーであるラフォーン・デイビス氏も退社することになっています。
この人員削減は、世界中のテクノロジー企業が持続可能性の取り組みを縮小し、AIの統合に多額の支出を伴うために職を削減している中で行われています。過去数ヶ月間で、マイクロソフト、TikTok、マッチ、インテル、メタで数万人が職を失う見込みです。