配車サービス大手のウーバー(Uber)は、顧客が自宅にいながら購入した商品を返品できる新たなサービスを開始したと発表しました。
この新機能は、配達アプリ「ウーバーイーツ(Uber Eats)」を通じて利用できるということです。同社は、主力である配車や配達といった中核事業以外のサービスを拡充することで、アプリの利便性を高め、顧客の定着を図る狙いがあるとしています。
新サービスにはいくつかの制限があり、配達員への手数料が発生します。ウーバーによりますと、手数料は配達員の稼働時間や移動距離に基づいて計算されるということです。
返品の対象となるのは、ウーバーイーツを通じて購入した商品のうち、条件を満たしたものに限られます。また、各小売店の返品ポリシーに従う必要があるとしています。現在、対象となる小売店には、ターゲット(Target)やベスト・バイ(Best Buy)、ペットコ(Petco)などが含まれており、今後さらに追加される方針です。
さらに、返品できる商品の価格にも制限が設けられています。同社によりますと、小売価格が20ドル(約3100円)以上の商品のみが対象になるということです。
利用者は、アプリの注文履歴から「商品を返品する」を選択し、該当する商品を選んだ後、「配達員による返品」をタップすることで手続きが完了します。店舗へ車で移動し、駐車場を探して列に並ぶ手間が省けるほか、即座に返金される点が顧客にとっての利点になるとしています。
ウーバーが小売店への直接の返品サービスを手がけるのは今回が初めてだということです。一方で同社はこれまでにも、従来の配車や食品配達の枠を超えたさまざまな機能を展開してきました。
2020年には、配達員を介して友人や家族、同僚などに荷物を送ることができるサービス「ウーバー・コネクト(Uber Connect)」を開始しました。また、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、指定の小売店から商品を非接触で自宅に届ける「ウーバー・ダイレクト(Uber Direct)」も導入しています。
2023年には「ウーバー・コネクト」の機能を拡充し、配達員が最大5つの荷物を集荷し、郵便局や宅配業者の営業所へ持ち込む「パッケージ返品」機能を追加していました。
