AIコーディングツールを開発するカーサーは、企業評価額が上昇を続ける中、ベンチャーキャピタルを引き続き獲得していると発表しました。カーサーは、ウォール・ストリート・ジャーナルが最初に報じたところによると、2.3兆円(約2.3ビリオンドル)の資金調達ラウンドを発表し、企業評価額は約29.3兆円(約29.3ビリオンドル)に達したということです。このラウンドは、6月に行われた9.9兆円(約9.9ビリオンドル)のシリーズCラウンドの企業評価額を大幅に上回りました。
今回の資金調達は、既存の投資家であるアクセルと、新たに加わったコートゥによって共同で主導されました。戦略的投資家として、企業顧客であるNvidiaとAIモデルの供給者であるGoogleも参加しました。
ジョシュア・クシュナーのスライブ・キャピタルは、カーサーの過去2回のラウンドを主導しており、今回のラウンドにも参加したということです。
カーサーの共同創業者兼CEOであるマイケル・トゥルエル氏は、ウォール・ストリート・ジャーナルに対し、今回のラウンドによる資金は、10月にカーサーがリリースしたAIモデル「コンポーザー」の開発に充てる方針としています。
カーサーは、現在もGoogle、OpenAI、Anthropicなどの企業から外部のAIモデルを利用してプラットフォームを運営していますが、将来的には「コンポーザー」がその一部を担う計画です。
来年はカーサーにとって非常に興味深い年になる可能性があります。企業は依然として強い成長を遂げていますが、OpenAIやAnthropicもAIコーディング製品を強化しており、AI開発ツール市場はますます競争が激化しているということです。
