スタートアップ企業スターブリッジは、公共部門のビジネス機会を監視するプラットフォームを提供し、42億円(約4200万ドル)のシリーズAラウンドをクラフト・ベンチャーズが主導したと発表しました。
スターブリッジは、公共部門のデータが分散してアクセスしにくいことが最大の課題であるとしています。スターブリッジのプラットフォームは、PDFや政府機関のウェブサイト、会議の議事録、古いディレクトリなどからデータを集約し、販売チームがどの公共部門のアカウントが新しい技術を購入する可能性が高いかをランキング形式で表示します。
スターブリッジの創設者であるジャスティン・ウェニグ氏は、公共部門への販売は非常に困難であると述べていますが、AIを活用したワークフローを構築することで、販売チームが効率的にデータを活用できるようにしたとしています。
スターブリッジは、今後「スターブリッジ統合体験」を開始し、ユーザーがプラットフォームにアクセスしなくても技術を利用できるようにする方針です。この新機能により、CRMやSlackbotを通じてアカウントに関する質問に答えたり、ジョブチェンジをシーケンサーに直接ロードしたりすることが可能になるとしています。
スターブリッジはこれまでに52億円(約5200万ドル)を調達しており、今回の資金調達はオウル・ベンチャーズ、コモンウィール・ベンチャーズ、オートテック・ベンチャーズも参加しています。
ウェニグ氏は、過去に彼の最初のスタートアップであるコースドッグの資金調達が困難だったことを振り返り、現在はAI時代の到来により状況が変わってきていると述べています。「誰も政治家になりたがらないかもしれませんが、構築したいという意欲は高まっています」と述べ、システム的な課題に取り組む新しいミッション志向の創業者たちに希望を抱いているとしています。
