アメリカのサイバーセキュリティ企業は、世界的に人気を集めるゲーム「グランド・セフト・オート6」の開発元を装い、偽の体験版をダウンロードさせてマルウェア(悪意のあるプログラム)に感染させるサイバー攻撃が確認されたと発表しました。
同ゲームは、世界的な大ヒットを記録した前作から10年以上が経過しており、多くのファンが新作の発売を待ち望んでいます。しかし、複数回にわたる発売延期が続いており、サイバー犯罪者はこうしたファンの心理を悪用しているということです。
セキュリティ企業「マルウェアバイツ」によりますと、犯罪グループは開発元の「ロックスター・ゲームス」を装った偽のウェブサイトを開設しています。このサイトでは新作の体験版がプレイできるとうたっていますが、公式の体験版は存在しません。
利用者がサイト上の「今すぐプレイ」というボタンをクリックすると、ゲームのインストール画面を装ったファイルがダウンロードされますが、実態はマルウェアだということです。
このマルウェアは、ウェブブラウザに保存されているパスワードやログイン情報などを盗み出すよう設計されています。場合によっては、多要素認証(MFA)を突破され、第三者にアカウントを乗っ取られる恐れがあるとしています。
同ゲームの発売日は、度重なる延期を経て、2026年11月19日になる見通しです。また、動画配信大手のネットフリックスは今週木曜日に同ゲームに関する特別番組を配信する予定で、これまでに流出した情報の真偽について何らかの言及があるものとみられています。
セキュリティの専門家は、信頼できる情報源かどうかが確認できない場合は、安易にファイルをダウンロードしないよう注意を呼びかけています。
