アメリカのITメディア大手「テッククランチ」は、2026年10月に西部サンフランシスコで開催する大規模イベント「TechCrunch Disrupt 2026」に、グーグル(Google)の検索部門でプロダクト担当バイスプレジデントを務めるロビー・スタイン氏が登壇すると発表しました。
このイベントは、1万人以上のスタートアップ企業や投資家、IT業界の意思決定者が集まるもので、10月13日から15日にかけて開催される予定です。
スタイン氏が登壇するセッションは、「初期の試作品から数十億人のユーザーへ:規模拡大に伴うプロダクト意思決定の変化」と題して行われます。数十億人が利用する製品において、開発のスピードと利用者の信頼、そして技術の革新と安定性をどのように両立させるかについて議論が交わされるということです。
初期の製品開発では迅速な実験が求められる一方で、世界規模で利用される製品では、一度の更新が多大な影響を及ぼします。セッションでは、企業が成長する過程で、どのような開発の直感を維持し、どのような意思決定の仕組みを変化させるべきかに焦点が当てられます。
スタイン氏は、これまでにヤフー(Yahoo)に買収されたスタートアップ企業「Stamped」を共同創業したほか、インスタグラム(Instagram)で「ストーリーズ」や「リール」などの主要機能の開発を主導した経歴を持っています。また、AIを活用したニュースアプリ「Artifact」のプロダクト責任者を経て、2024年にグーグルに復帰しました。
現在は、グーグル検索における生成AIプロダクトの開発に携わっています。グーグルは今年5月、検索における「AIモード」の月間利用者が、提供開始から1年で10億人を突破したと発表しています。スタイン氏は、迅速な回答の提示と深い情報探索の両方を可能にする新しい検索体験の構築を進める方針です。
テッククランチは、9月25日までにイベントへの参加登録を行った場合、チケット代金が最大200ドル(約3万1000円)割引されるとしています。また、4人以上のグループ登録でさらに最大30%の割引が適用されるということです。
AI技術の導入が進む中、既存の利用者の信頼を損なわずに製品をどう進化させていくか、巨大IT企業の戦略に注目が集まっています。
