コインベースのCEOであるブライアン・アームストロング氏は、AIコーディングアシスタントの導入を拒否した技術者を解雇したと発表しました。これは、AI技術が重要であると考え、迅速な導入を求めた結果だということです。
コインベースは、GitHub CopilotやCursorの企業ライセンスを購入し、全技術者に提供しました。しかし、一部の技術者がこれらのツールの導入を拒否したため、アームストロング氏は迅速に対応しました。彼は、社内のエンジニアリング用Slackチャンネルで「AIは重要です。全員が学び、少なくとも今週中に導入してください。そうでない場合は、土曜日に会議を開き、理由を聞かせてください」と指示しました。
会議では、一部の技術者が休暇中であったなど、合理的な理由を説明しましたが、説明できなかった者は解雇されたということです。アームストロング氏は、この対応が「強硬なアプローチ」であり、社内でも賛否があったと認めています。
その後、コインベースはAIの活用を強化し、毎月の会議でAIの創造的な利用法を共有する方針です。また、AI生成コードの依存についても議論があり、アームストロング氏は「AIによるコード作成は助かるが、AI生成コードの運用は明確ではない」と述べています。
なお、コインベースはコメントの要請には応じませんでした。