ミネソタ州のティム・ウォルツ知事は、州都セントポール市に対するサイバー攻撃を受けて、州兵を派遣したと発表しました。市の職員は、攻撃の詳細についてまだ明らかにしていませんが、7月25日に発生したこの侵害は、市の運営や一部の公共サービスに影響を与えているということです。
セントポール市は、アメリカの主要都市の一つで、30万人以上の住民を抱えています。近年、ハッカーやランサムウェアの攻撃を受けた大都市の一つとなっています。
ウォルツ知事は火曜日の声明で、市の要請に応じて州兵のサイバー部隊を派遣し、セントポール市がサイバー攻撃から回復するのを支援すると述べました。攻撃の「規模と複雑さ」が、市の対応能力を超えているとしています。
州兵は「重要なサービスの継続性とセントポール市民の安全と安心を確保する」ために支援する方針です。
セントポール市のメルビン・カーター市長は火曜日の記者会見で、市の政府システムをオフラインにして侵入者を封じ込めたと述べました。これにより、市全体でWi-Fiが利用できなくなったということです。
カーター市長は、市は住民のデータをあまり保管していないとしながらも、市の職員に関するデータが盗まれた可能性があると述べました。