アメリカのSNS大手「スナップチャット(Snapchat)」は、地図機能である「スナップマップ(Snap Map)」において、過去1年間の特定の場所への訪問頻度に応じてユーザーにバッジを付与する新機能、「プレイス・ロイヤルティ(Place Loyalty)」を導入したと発表しました。
発表によりますと、特定の場所を訪れたユーザーのうち、訪問頻度が上位25%に入った場合、スナップマップ上に自身のランキングが表示されます。上位1%のユーザーには「ゴールド」、上位10%には「シルバー」、上位25%には「ブロンズ」のバッジがそれぞれ付与されるということです。また、ブランドやチェーン店については、すべての店舗への訪問回数が合算されるとしています。
このバッジ機能を利用するためには、スナップチャット上で位置情報を共有する設定にする必要があります。なお、ランキングの順位自体は本人にのみ表示される仕組みだということです。
会社側は、この新機能を通じてユーザーがアプリを利用する機会を増やし、獲得したバッジを他のSNSや友人と共有することを促す方針です。
2017年に提供が開始されたスナップマップは、当初、友人の位置情報を確認したり、世界中の公開投稿を閲覧したりする機能として位置づけられていました。その後、地域の人気スポットやイベントを発見する機能へと進化を遂げています。今回の新機能により、ユーザーに地図の新たな活用方法を提供するとしています。会社側は昨年、スナップマップの月間アクティブユーザー数が4億人を突破したと発表していました。
地図機能は、競合する「ティックトック(TikTok)」や「インスタグラム(Instagram)」に対するスナップチャットの強みのひとつとされてきました。しかし、インスタグラムも昨年独自の地図機能を導入しており、競争が激化しています。なお、インスタグラムは地図機能の利用者数を公開していないため、スナップマップとの詳細な比較は明らかになっていません。
スナップチャットにとってスナップマップは中核的なサービスであり、ユーザーの獲得と維持に向けて継続的な機能拡充を図っています。2025年には、ユーザーがこれまでに訪れた場所や旅行の軌跡を記録できる機能「フットステップス(Footsteps)」を導入しました。
さらに昨年には、新しい場所を発見するための広告機能「プロモーテッド・プレイス(Promoted Places)」の提供も開始しており、企業向けに店舗を宣伝する機会を提供するなど、収益化と利便性の向上を進めています。
