アメリカのIT大手アマゾンの創業者、ジェフ・ベゾス氏が支援する新興の電気自動車(EV)メーカー「スレート・オート」は、アメリカの文具メーカー「クレヨラ」と提携し、EVトラックの車体の色をカスタマイズできる新たなサービスを提供すると発表しました。
スレート・オートは、シンプルさとカスタマイズ性を事業の柱に据えています。同社が提供するEVトラックは、1回の充電で走れる距離が205マイル(約330キロメートル)で、ベースとなる車両は無塗装のグレーの状態で販売されます。購入者は、車体に特殊なフィルムを貼る「カーラッピング」や、照明などのアクセサリーを通じて、好みに合わせたカスタマイズができるということです。
今回、同社はこのカスタマイズ戦略の一環として、クレヨンメーカーとして知られるクレヨラと提携しました。
スレート・オートの発表によりますと、クレヨラを代表する5つの色(セルリアン、ファーン、ジャージートマト、ラズマタズ、ダンデライオン)を用いたカーラッピングを提供するということです。このラッピングの価格は1549ドル99セント(約24万円)としています。
また、このクレヨラカラーのラッピングを選択した購入者には、車体と同じ色の専用キーホルダーや、ダッシュボードに取り付けることができる特製のアート作品が付属するということです。
クレヨラでグローバル・パートナーシップ部門の責任者を務めるアナ・ロカ氏によりますと、同社が自動車関連の提携を行うのは今回が初めてだということです。スレート・オートは現在、ニューヨークのアーティストともラッピングのデザインで協力しているとしています。
今後の展開について、スレート・オートの広報担当者は「今後もさまざまなクリエイターやパートナー企業を迎え入れることを楽しみにしている」とコメントしており、さらなるデザインの追加も検討している方針です。
スレート・オートは、2025年4月に事業内容を公開したばかりの新興企業であり、まだ実際の納車は行われていません。先月には、ベース車両の価格を2万4950ドル(約386万円)と発表し、予約の受け付けを開始しました。基本モデルは2人乗りのトラックですが、2万9950ドル(約464万円)で5人乗りのSUVに変更することも可能だということです。
