イーロン・マスク氏は、AI企業xAIが開発したチャットボット「グロック」が、来週にもテスラ車に搭載されると発表しました。
この発表は、xAIが最新のAIモデル「グロック4」を発表した数時間後に行われたものです。ファンの間では、なぜマスク氏がテスラとの統合について言及しなかったのかという疑問がありましたが、今回の発表でその疑問が解消されました。
グロックは最近、誤った発言をすることがあるとされ、反ユダヤ的なコメントや、民主党への批判、さらには暴力的な発言を行うことが問題視されています。これを受けて、Xは水曜日に一時的にグロックを停止し、問題解決に努めました。
マスク氏は、テスラに関する発表をしばしば自身が所有するソーシャルメディアプラットフォーム「X」で行います。今回も、テスラのエンジニアに伝える前に発表されました。マスク氏は、数か月前からグロックがテスラ車にAIアシスタントとして搭載されることを示唆しており、運転者が車と会話し、特定のタスクをグロックに依頼できるようになるとしています。
また、ハッカーの「green」と名乗る人物がテスラのファームウェアを調査したところ、運転者が「NSFW(職場不適切)」を含む複数のグロックの「人格」を選択できることが判明しました。選択肢には、議論好き、陰謀論、子供向け物語、セクシー、セラピスト、常軌を逸したものなどがあります。
さらに、グロックは新しいハードウェア3を搭載した車両でのみ利用可能であることが示唆されています。グロックはテスラの人型ロボット「オプティマス」の声と頭脳としても活用される予定です。