アメリカのIT系メディア「テッククランチ」は、同社が主催するスタートアップ企業のピッチコンテスト「スタートアップ・バトルフィールド」について、上位20社に選出されるための審査基準や、参加企業が得られる支援内容などを明らかにしたと発表しました。
同社によりますと、コンテストの参加企業は、まず200社が選出され、その中から特に優れた上位20社が大規模イベント「ディスラプト」のメインステージでのプレゼンテーションに進むということです。上位20社に選ばれるためには、事業のアイデアが独自性に優れ、業界や地域社会に大きな影響を与える力を持っていることが求められるとしています。
特に、製品の実際の機能や創業者の熱意を伝える動画が、審査において最も重要な役割を果たすということです。
選出された上位20社は、著名な投資家らの前で6分間のプレゼンテーションと実演を行います。さらに、その中から5社が最終日に進出し、優勝企業には株式譲渡を伴わない賞金10万ドル(約1,550万円)が贈られる方針です。
上位20社の最終的な顔ぶれは、イベントの開幕直前まで非公開とされています。同社は、辞退者が出た場合やスケジュールの変更に備えて、補欠企業のリストを常に準備しているということです。
テッククランチは、上位20社に選ばれなかった場合でも、最初の200社に選出されることで大きな事業機会が得られると強調しています。選出された200社には、イベントでの無料の展示ブースが提供されるほか、投資家や専門家との事前プログラムへの参加権が与えられます。
また、同社のニュース記事やポッドキャストなどのメディアを通じて、継続的に取り上げられる可能性があるということです。同社は、イベントでの登壇という一時的な機会だけでなく、投資家やメディアとの長期的なネットワーク構築が最大の利点になるとしています。
これまでに同コンテストに参加した企業は1,700社を超え、「ドロップボックス」や「ディスコード」などの著名企業も含まれています。これらの企業がこれまでに調達した資金の総額は、320億ドル(約4兆9,600億円)に上るということです。参加企業は、イベント終了後も起業家同士のネットワークを通じて、互いに支援し合う体制が構築されています。
次回の「スタートアップ・バトルフィールド2026」は、2026年10月13日から15日にかけてアメリカのサンフランシスコで開催される予定です。参加の応募は、2026年5月27日まで受け付けるとしています。
