アメリカのIT関連メディア「TechCrunch」は、2026年10月に開催する大規模イベント「TechCrunch Disrupt 2026」において、金融テクノロジー(フィンテック)や人工知能(AI)の最新動向に焦点を当てた新たなセッション「Smart Money Stage」を設けると発表しました。
このイベントは、2026年10月13日から15日にかけて、アメリカ・サンフランシスコのモスコーン・センターで開催される予定です。新たなセッションでは、価格が安定した暗号資産である「ステーブルコイン」や即時決済システムが資金移動に与える影響のほか、AIが金融の意思決定にどのように活用されるかなどについて議論が行われるということです。
登壇者として、アメリカの金融大手アメリカン・エキスプレスや、投資アプリを手がけるロビンフッド、決済インフラ企業のサークルなどの企業幹部が参加する予定です。
決済システムの変革に関するセッションでは、ステーブルコインや即時決済が世界の資金移動をどのように変えつつあるかが議論されます。新しい決済システムと従来の銀行インフラとの比較や、今後の規制動向が市場に与える影響について意見が交わされるということです。
また、時価総額が900億ドル(約13兆9500億円)を超えるロビンフッドからは、プロダクト責任者が登壇します。同社は単なる投資アプリから、銀行業務や暗号資産などを網羅する総合的な金融プラットフォームへと事業を拡大しており、テクノロジーが金融サービスをどのように再構築しているかについて説明する方針です。
AIの活用とセキュリティに関するセッションでは、AIが自律的に行動するようになるなか、金融機関が直面する課題について議論されます。プライバシー保護や不正防止の取り組みに加え、人間の判断が引き続き重要となる理由について、各社の専門家が見解を示すとしています。
さらに、投資家から110億ドル(約1兆7050億円)の企業価値があると評価されているエアウォレックス(Airwallex)の創業者も登壇する予定です。AIを活用した国境を越える資金移動の仕組みや、世界市場に向けた金融インフラの構築に向けた戦略を明らかにするということです。
主催者は、このセッションを通じて、決済システムの開発者や金融分野の起業家に対し、今後の市場動向を的確に把握するための有益な情報を提供するとしています。現在、イベント参加に向けた早期割引チケットの販売が行われているということです。
