ノルウェーの情報機関は、4月初旬にノルウェー西部のブレマンゲルダムがロシアのハッカーによって一時的に乗っ取られ、数百万ガロンの水が放出されたと発表しました。
この攻撃では、ダムのコンピューターシステムが4時間にわたり制御され、オリンピックサイズのプール約3杯分の水が放出されたということです。
ノルウェーの治安警察局のベアテ・ガンゴース長官は、木曜日の演説でこのサイバー攻撃をロシアのハッカーによるものとしました。ノルウェーメディアが報じています。
ロシア大使館はこの侵入について関与を否定したと、ロイター通信が伝えています。
これは、近年ロシアのハッカーが西側のエネルギーシステムを妨害したとされる最新の事例です。ロシアは2015年と2016年にウクライナの電力網へのサイバー攻撃で広範な停電を引き起こしたとして非難されてきました。ロシア支援のハッカーは長らくエネルギー分野を標的にしているということです。