デザインソフトウェアを提供するフィグマは、2025年の注目すべきIPOの一つとして、木曜日にニューヨーク証券取引所で取引を開始すると発表しました。IPOは40倍の申し込みがあり、需要が非常に高いということです。
このため、フィグマは初期株式を1株あたり33ドル(約5100円)で設定し、事前に発表された範囲を上回る価格となりました。月曜日に同社は、予想価格範囲を30ドルから32ドル(約4650円から約4960円)に引き上げたと発表しました。最終的な33ドルの価格で、12億ドル(約1860億円)を調達しました。この資金の大部分は、創業者兼CEOのディラン・フィールド氏を含む既存株主が売却する株式に充てられる方針です。
CNBCによると、このIPO価格によりフィグマの評価額は約193億ドル(約2兆9900億円)となり、2023年に規制当局の圧力で崩壊したアドビによる買収計画時の約200億ドル(約3兆1000億円)に近い評価額ということです。