企業向けデザインスタートアップのフィグマは、IPOの次の段階に進んだと発表しました。
フィグマは、月曜日にIPOのロードショーを開始すると発表しました。同社は、クラスA株式を3600万株以上提供する予定で、1株あたり25ドルから28ドル(約3875円から約4340円)の価格が見込まれています。この提供には、一次株と二次株が含まれており、約10億ドル(約1兆5500億円)を調達する見込みです。
同社のIPO価格設定は、7月28日の週に行われる予定です。
ルネサンス・キャピタルによると、同社が価格範囲の中間で株式を設定した場合、市場価値は159億ドル(約2兆4650億円)になるということです。
この評価額は、2022年9月にアドビがフィグマを買収するために提示した200億ドル(約3兆1000億円)よりも低いですが、ピッチブックのデータによれば、同社の最後の民間評価額である125億ドル(約1兆9375億円)を上回っています。
フィグマは、4月に上場の意向を初めて提出しました。
同社は2012年にディラン・フィールド氏とエヴァン・ウォレス氏によって設立されました。これまでにアンドリーセン・ホロウィッツ、ジェネラル・カタリスト、セコイアなどの企業から7億4000万ドル(約1兆1470億円)以上のベンチャーキャピタルを調達しています。