フランス政府は、アップルがスパイウェア攻撃の対象となった複数のユーザーに通知を行ったと発表しました。
フランスの国家サイバーセキュリティ対策部門によりますと、アップルは9月3日に、ハッキングの可能性があるアップルデバイスを持つ顧客に新たな通知を送ったということです。
このサイバーセキュリティ部門は、脅威通知を受け取ることは、少なくとも1つのiCloudアカウントにリンクされたデバイスが標的にされ、潜在的に危険にさらされていることを意味するとしています。
9月3日の脅威通知を受け取った人数や、どのスパイウェアが使用されたのか、侵入がいつ始まったのかは明らかになっていません。
アップルの広報担当者は、TechCrunchの問い合わせに対してすぐにはコメントを出しませんでした。
アップルは定期的に、攻撃対象となったデバイスの被害者に通知を行い、Access Nowのデジタルセキュリティラボからの支援を求めるようアドバイスしています。最近では、イランやヨーロッパ全域、インド、その他多数の国々で傭兵スパイウェア攻撃の被害者に通知を行っているということです。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、2021年にNSOグループのペガサススパイウェアで自身の電話が標的にされた後、電話を交換したと報じられています。