フランス当局は、ランサムウェア団体の一員とされるロシアのプロバスケットボール選手を逮捕したと発表しました。報道機関AFPによります。
この選手は、MBAモスクワに所属しており、VTBユナイテッドリーグに参加しているチームです。このリーグには、主にロシアのクラブが参加しており、ベラルーシとカザフスタンからも各1チームが参加しています。選手は2018年から2019年のシーズンにペンシルベニア州立大学でも短期間プレーしていました。
AFPによると、アメリカ当局はこの選手がランサムウェアのハッカーとして活動していたと見ています。選手は6月21日、パリのシャルル・ド・ゴール空港で逮捕されました。
選手の弁護士であるフレデリック・ベロ氏はAFPに対し、依頼人が無実であると述べています。「彼は中古のコンピュータを購入しただけで、何も悪いことはしていません。彼はショックを受けています」とベロ氏は述べています。
「彼はコンピュータに不慣れで、アプリのインストールすらできません。このコンピュータには何も触れていません。ハッカーによってハッキングされたか、他の人物に成り済ますためにハッカーが売りつけたものでしょう」とのことです。