スタートアップ企業のフリートスペースは、AI技術と衛星を活用してカナダ・ケベック州にある大規模なリチウム鉱床を拡大したと発表しました。
鉱物資源の発見は容易ではなく、商業的に有望な鉱床は1000件中3件程度しか存在しません。さらに、掘削サンプルを取って証明するまでに数年かかることもあります。フリートスペースは、自社のアプローチが掘削作業のターゲッティングを支援し、決定までの時間を数週間から数日に短縮できるとしています。
このスタートアップは、電磁センサーや重力センサーなどを搭載した小型の衛星コンステレーションを軌道上に持っています。これらのデータをソフトウェアプラットフォームに入力し、新たな掘削地点を最短48時間で提供できるということです。
現在、シスコプロジェクトは最大で3億2900万トンの酸化リチウムを生産できると見込んでいます。フリートスペースは、リチウム鉱床の結果がシスコの現在の境界を超える可能性があるとし、この地域には「ディストリクトスケールの可能性」があるとしています。
