アメリカ南部フロリダ州の自動車・運転免許管轄当局は、州のデータベースがサイバー攻撃を受け、数十万件に上る車両や運転者の情報がハッカー集団によって公開されたと発表しました。
サイバー攻撃を行ったのは「ShinyHunters」と呼ばれるハッカー集団です。この集団は、当局側が身代金の支払いや要求に応じなかったため、盗み出したデータを暴露サイトに公開したとしています。
ハッカー集団によりますと、今年9月上旬に「DAVID」と呼ばれる州のデータベースに侵入したということです。その証拠として、フロリダ州に住居を持っていた性犯罪者で、すでに死亡しているジェフリー・エプスタイン元受刑者の記録とされるスクリーンショットを投稿していました。
フロリダ州の管轄当局は先週、声明を出し、警察官の個人用端末に保存されていた認証情報がハッカーに取得され、データ流出につながったと発表しました。なお、公開されたデータについて、当局の担当者は現時点でメディアの取材にコメントを出していません。
盗み出されたデータには、数十万件に上る車両の所有権証明書が含まれているということです。これには、車両の購入者や販売者の氏名、住所、および車両識別番号などが記載されています。
また、一部のファイルには、社会保障番号や、アメリカ以外のパスポート、移民関連の書類など、政府発行の文書が含まれていました。一方、運転免許証そのものや顔写真などは含まれていないとみられています。
アメリカでは今月、身元確認サービスを提供する企業でも大規模なサイバー攻撃が発生し、1億5000万件以上の運転免許証の画像が盗み出される事件が起きたばかりだということです。
