イタリアのミラノに本社を置くテクノロジー企業ベンディングスプーンズは、イベントチケットプラットフォームのイベントブライトを5億ドル(約775億円)で買収したと発表しました。これにより、同社の消費者向けテクノロジーブランドのポートフォリオがさらに拡大しました。
ベンディングスプーンズは、設立から12年を迎え、一般的にはあまり知られていないものの、テクノロジー業界での買収活動が活発な企業となっています。これまでにエバーノート、ウィートランスファー、ミートアップ、ストリームヤードなどのブランドを傘下に収めています。
同社は、伝統的なプライベートエクイティファームや純粋な金融投資機関とは異なり、パフォーマンスが低下しているが人気のあるテクノロジーブランドを買収し、効率的にサービスを提供することを目的としています。
ベンディングスプーンズは、買収後に製品やサービスのユーザーエクスペリエンスや機能、技術基盤、収益化戦略、組織構造などに変更を加えることが多いということです。同社は、これまで買収した企業を売却したことがなく、長期的に保有する方針です。
2025年10月以降、ベンディングスプーンズはヨーロッパの数少ないテックデカコーン(企業価値が100億ドル以上の企業)の一つとなっています。同社は今後も消費者向けおよび企業向けデジタル製品のポートフォリオを拡大するため、新たな買収を追求する方針です。
ベンディングスプーンズの最近の資金調達ラウンドでは、T. Rowe PriceやBaillie Gifford、Cox Enterprisesなどから2億7,000万ドル(約4,185億円)を調達しました。また、既存株主による4億4,000万ドル(約6,820億円)のセカンダリー株式売却も行われました。これにより、同社の企業価値は110億ドル(約1兆7,050億円)に達しました。
同社は、プロプライエタリ技術やAI能力への投資を強化する方針です。また、AOLの買収を目的とした28億ドル(約4,340億円)の借入金も発表されており、今後の買収活動を支えるとしています。
ベンディングスプーンズは、AOLやVimeoの買収が年内に完了する見込みであるとしています。これにより、同社のポートフォリオにはさらに知名度の高いブランドが加わることになります。
