モトローラは、2026年モデルのMoto Gシリーズとして、2つの新しいスマートフォンを発表しました。これらのモデルはMediaTek製のチップを搭載し、価格は約3万円(約199ドル)からとなります。販売は今月から開始されるということです。
新しいMoto G(2026年モデル)は、2025年モデルとほぼ同様の仕様を持ち、価格も同じです。6.7インチの120Hz LCDディスプレイ、4GBのRAM、MediaTek Dimensity 6300チップセットを引き続き採用しています。カメラの構成もほぼ同じで、50MPのメインセンサーと2MPのマクロセンサー、32MPのフロントカメラを搭載しています。フロントカメラは前モデルの16MPから向上しています。
新しい要素としては、大容量の5,200mAhバッテリー(前モデルは5,000mAh)、Android 16の搭載、そしてモデル名が「2026」となっている点などが挙げられます。全体として、予算スマートフォンとしては控えめなアップデートということです。
Moto G(2026年モデル)は、「Slipstream」と「Cattleya Orchid」の2色展開となります。
一方、Moto G Play(2026年モデル)は2024年モデルの後継機として登場し、価格は約2万6千円(約169ドル)です。これにより約4千円の価格差がありますが、基本的なプラットフォームは同じです。ディスプレイ、プロセッサ、バッテリー、基本仕様は変わらず、デザインも同一です。
異なる点としては、充電速度が標準モデルの30Wから18Wに低下し、カメラ性能も低下しています。リアカメラは32MPのセンサーのみで、補助センサーはありません。フロントカメラは8MPです。デザインの特徴である切り込みはカメラ用ではなく、環境光センサー用です。
Moto G Play(2026年モデル)は、「Tapestry」というティールカラーのみでの展開です。
Moto G(2026年モデル)は2025年12月11日からモトローラのウェブサイトで販売され、その後Best BuyやAmazonを含む小売店や通信事業者での販売が予定されています。
一方、Moto G Play(2026年モデル)は11月13日からアメリカ国内の小売店や通信事業者で販売が開始されます。
これらのスマートフォンは目新しさには欠けるものの、毎年のスペック競争を追求するものではなく、2万円台の予算に焦点を当てたスマートフォンとしては十分な内容ということです。
