動画共有サイト大手のYouTubeは、自社のイベントにおいて、AI(人工知能)を活用した対話型の検索機能「Ask YouTube」に、ユーザーの買い物をサポートする新たな機能を追加すると発表しました。
「Ask YouTube」は、自然な言葉を用いて複雑で詳細な検索ができる機能として試験的に導入され、現在ではサービスの一部として定着しています。この機能を利用することで、旅行の計画や新しいスキルの学習などに関する短い動画(ショート動画)や長編動画を組み合わせた検索結果を得ることができます。
今回の発表によりますと、この機能にショッピングの意思決定を支援する新たな機能が追加されるということです。具体的には、特定の製品を検索した際、ユーザーの好みに基づいて製品の仕様やカテゴリーを比較する表などが整理されて提示されるとしています。また、動画の視聴ページから直接、関連する追加の質問を行うことも可能になる方針です。
YouTubeは、ユーザーが動画の制作者(クリエイター)から製品について学び、その意見を信頼して購入を検討するという行動の変化に対応するねらいがあるとしています。会社によりますと、今年6月には1億4000万人以上がこの機能を利用して動画の情報を深掘りしており、昨年12月と比較して500%以上の増加を記録したということです。
YouTubeで視聴者向けAIのプロダクトマネジメント担当副社長を務めるエミリー・モクスリー氏は、記者団に対し、「この成長の背景には、グーグルの生成AI『Gemini(ジェミニ)』の専用モデルがあります。視聴者の複雑な質問に対し、動画内で回答している正確な秒数を特定することで、受動的な検索を、動画やクリエイターとの有意義なつながりに変えることができます」と説明しています。
