動画配信大手のユーチューブは、開催中のイベント「Made on YouTube 2026」において、視聴者の利便性を向上させるための新たな機能を多数導入すると発表しました。
ユーチューブのアプリでは、「カスタムフィード」と呼ばれる新機能が追加されるということです。これは、ユーザーが「夜にリラックスして見る長編ドキュメンタリー」など、自身の気分や関心に合わせて専用のタブを対話形式で作成できる機能です。この機能は、アメリカのユーザー向けにウェブ、モバイル、テレビ版で間もなく提供されるとしています。
また、検索機能「Ask YouTube」にはショッピング関連の機能が追加されます。ユーザーの好みに基づいて商品の特徴やカテゴリーを比較する表など、整理された動画のおすすめ情報を受け取ることができるということです。興味のある動画をクリックした後は、視聴ページで直接商品に関する質問を続けることが可能になるとしています。
今年の秋には、コメント欄でGIF画像が利用できるようになる方針です。モバイル版のコメント入力欄からGIF画像の検索が可能になり、通常の動画とショート動画の両方で利用できるということです。
さらに、アプリ内のダイレクトメッセージ機能にはグループチャットが追加されます。この機能は今年の秋に、アメリカ、イギリス、シンガポール、ブラジル、およびヨーロッパの一部地域で導入される予定です。
音楽配信サービス「YouTube Music」では、「あなたのポッドキャスト・ラインナップ」と呼ばれるAIを活用したパーソナライズ機能が導入されます。これは、おすすめの番組のプレビューを音声で毎週紹介するもので、画面を見ずにハンズフリーで楽しめる体験を提供するとしています。
また、ホームタブにある「Ask Music」のチャット機能も更新され、再生リストのカスタマイズやアーティストの詳細な情報検索が可能になるということです。これらの更新は、世界中のYouTube MusicおよびPremiumの登録者向けに間もなく提供されるとしています。なお、ユーチューブは野外音楽フェスティバル「コーチェラ」の配信を2030年まで継続することも明らかにしました。
ショート動画(YouTube Shorts)においては、クリエイターが動画をシーズンやエピソードごとに整理できる「シリーズ機能」が導入され、本日から順次展開されています。
これに関連して、ショート動画のフィード上でテキスト投稿がおすすめとして表示されるようになる方針です。グーグルによると、毎日3億人以上のユーザーがユーチューブ上の投稿を閲覧しており、今後数か月のうちにテレビ版でもテキスト投稿が表示されるようになるということです。
クリエイター向けの支援策として、2027年初頭には「ライブ自動吹き替え機能」の試験運用を開始するとしています。これは配信者の音声をリアルタイムで自動翻訳し、視聴者が好みの言語で聞くことができるようにする技術です。
さらに、AIを活用したコメントのモデレーション機能のテストも行われています。この機能は、クリエイター独自の管理スタイルやニーズを学習し、効率的なコメント管理を支援するということです。
