元ボルトCEOのマジュ・クルヴィラ氏が設立したAI eコマース新興企業スパングルは、新たな資金調達ラウンドで約23億円(1500万ドル)を調達し、企業評価額が約155億円(1億ドル)に達したと発表しました。
この資金調達は、シアトルに拠点を置くスパングルが昨年3月にステルスから出た後、9つの大手顧客を獲得したことを背景に行われました。これには、リボルブやアレキサンダー・ワン、スティーブ・マデンなどのファッション小売業者が含まれ、これらのオンライン売上は合計で約589億円(38億ドル)に上ります。
スパングルは、消費者がAIツールやソーシャルプラットフォーム、推薦エンジンを通じて商品を発見する方法が変化していることを背景に、リアルタイムでAI生成の製品推薦やレイアウトを活用し、購買体験を個別化するソフトウェアを提供する方針です。
スパングルのアプローチの中心には、事前に構築された商品ページではなく、ブランドがトラフィックを事実上の空白ページに誘導し、AIがそのページをリアルタイムで埋めるというシンプルなアイデアがあります。この技術により、訪問者の行動に基づいた製品や推薦、コンテンツを提供することが可能です。
クルヴィラ氏によれば、スパングルを利用するブランドは、訪問ごとの収益が約50%増加し、広告費用対効果が倍増し、平均注文額が15%増加しているということです。
スパングルは現在、6人のフルタイム従業員を抱えており、AIツールを活用して比較的小規模なチームで企業向けソフトウェアを拡大しています。今回の資金調達により、研究開発への投資、エンジニアリングチームの拡充、営業組織の構築を進める方針です。
