ニューヨークのスタートアップ企業ハピコは、AIを活用した子供向けのシールメーカー「ステッカーボックス」を発表しました。この製品は、音声で指示を出すことで、子供たちの創造力を形にする新しい遊び方を提供するということです。
ステッカーボックスは、赤い小型のボックスに白黒のスクリーンと「プッシュ・トゥ・トーク」ボタンが付いており、音声で指示を出すとAIがイメージを生成し、シールとして印刷する仕組みです。価格は99.99ドル(約1万5500円)で、180枚分のシールを印刷できる3ロールの紙と電源コード、色鉛筆が付属しています。
この製品は、子供たちが自分の想像力を活かし、AIを活用して新しいイメージを創り出すことを目的としています。AIモデルを使用することで、子供たちが複雑な指示を出すことができ、シールが簡単に印刷されるということです。
ハピコの共同創業者であるアラン・グプタ氏とロバート・ウィットニー氏は、AI技術を子供向けに安全に利用できる製品として開発しました。ステッカーボックスは、有害なコンテンツを排除し、子供たちが安全に使用できるように設計されているということです。
この製品は、マベロンやセリーナ・ウィリアムズのセリーナ・ベンチャーズ、アレン研究所のAI2インキュベーターなどから700万ドル(約10億8500万円)の資金を調達しています。今後、プレミアム機能やコラボレーションツールの追加を検討している方針です。
