AI(人工知能)分野への投資が過熱する中、今年に入り新たに約90社のスタートアップ企業が、評価額10億ドル(約1550億円)以上の未上場企業を指す「ユニコーン」となったことが明らかになりました。
アメリカのIT専門メディアは、企業データを提供するクランチベースやピッチブックのデータをもとに、新たにユニコーンとなったベンチャーキャピタル支援のスタートアップ企業を調査したと発表しました。その多くはAI関連企業ですが、ヘルスケアや暗号資産(仮想通貨)など、他の産業に特化した企業も多数含まれているということです。なお、このリストは年間を通じて更新される方針です。
以下は、新たにユニコーンとなった主な企業です。
・MainFunc(評価額:26億ドル=約4030億円):AIワークスペース「Genspark」を提供する企業です。2023年に設立され、直近で4億8500万ドル(約752億円)を調達し、累計調達額は6億4500万ドル(約1000億円)に上るということです。
・Farther(評価額:12億5000万ドル=約1938億円):2019年に設立された資産管理プラットフォームです。直近で1億5000万ドル(約233億円)を調達し、累計調達額は2億7300万ドル(約423億円)としています。
・Socket(評価額:10億ドル=約1550億円):悪意のあるサプライチェーン攻撃からの保護を支援するサイバーセキュリティ企業です。2020年に設立され、累計調達額は1億2400万ドル(約192億円)に達したということです。
・EXA(評価額:19億5000万ドル=約3023億円):AIエージェント向けの検索エンジンを構築する企業です。2021年に設立され、累計で3億6000万ドル(約558億円)を調達したということです。
・Radar(評価額:10億ドル=約1550億円):2013年に設立された在庫管理プラットフォームです。直近で1億7000万ドル(約264億円)を調達し、累計調達額は約2億5000万ドル(約388億円)に上るということです。
・Vi Labs(評価額:16億4000万ドル=約2542億円):医療機関向けのAIエンタープライズプラットフォームを提供する企業です。2021年に設立され、累計で約2億7500万ドル(約426億円)を調達したということです。
・SendCutSend(評価額:10億ドル=約1550億円):産業用部品のカスタム切断を行う企業です。2018年に設立され、累計調達額は約1億2300万ドル(約191億円)としています。
・MiRus(評価額:44億1000万ドル=約6836億円):2015年に設立された心血管および整形外科用医療機器メーカーです。これまでに10億ドル(約1550億円)以上を調達したということです。
・Recursive(評価額:46億5000万ドル=約7208億円):AI研究ラボとして設立され、直近のシリーズAラウンドで6億5000万ドル(約1008億円)を調達したということです。
・Forus(評価額:10億1000万ドル=約1566億円):患者ケアプロセスの一部を自動化する企業です。2023年に設立され、累計調達額は約1億9700万ドル(約305億円)に上るということです。
・Positron(評価額:10億6000万ドル=約1643億円):推論用のカスタムAIハードウェアを構築する企業です。2024年に設立され、累計で3億1000万ドル(約481億円)以上を調達したということです。
・Cowboy Space(評価額:20億ドル=約3100億円):地球上のAIに電力を供給するため、宇宙空間での送電網構築を目指す企業です。2023年に設立され、累計調達額は3億5500万ドル(約550億円)としています。
・Starcloud(評価額:11億ドル=約1705億円):宇宙空間にデータセンターを配備する技術を開発する企業です。2024年に設立され、累計で1億9000万ドル(約295億円)以上を調達したということです。
・Advanced Manufacturing Company of America(評価額:11億ドル=約1705億円):防衛および航空宇宙部品を開発・製造する企業です。2024年に設立され、累計調達額は3億7000万ドル(約574億円)以上としています。
・Xbow(評価額:13億2000万ドル=約2046億円):セキュリティの欠陥を自律的に発見するハッカーツールを提供する企業です。2024年に設立され、累計調達額は約2億7000万ドル(約419億円)に上るということです。
・Corgi(評価額:26億ドル=約4030億円):スタートアップ向けにサイバーやAI関連の賠償責任保険を提供する企業です。2024年に設立され、累計で3億7400万ドル(約580億円)を調達したということです。
・Blitzy(評価額:14億ドル=約2170億円):企業チーム向けのAIコーディングツールを提供する企業です。2023年に設立され、累計調達額は約2億600万ドル(約319億円)としています。
・Rogo(評価額:20億ドル=約3100億円):金融機関向けの分析ワークフロー管理プラットフォームです。2021年に設立され、累計調達額は3億1000万ドル(約481億円)をわずかに超えるということです。
・Parallel(評価額:20億ドル=約3100億円):AIエージェント向けの検索エンジンを構築する企業です。2023年に設立され、累計調達額は約2億3000万ドル(約357億円)に上るということです。
・Avoca(評価額:10億ドル=約1550億円):カスタマーサポート業務向けのAIエージェントを提供する企業です。2022年に設立され、累計で1億2500万ドル(約194億円)を調達したということです。
・Core Automation(評価額:10億ドル=約1550億円):複雑なビジネスワークフローの自動化を支援するエンタープライズプラットフォームです。累計調達額は1億ドル(約155億円)としています。
・Promethus(評価額:410億ドル=約6兆3550億円):一般的なエンジニアリング業務を自動化するAIツールを開発する企業です。直近で120億ドル(約1兆8600億円)を調達し、累計調達額は182億ドル(約2兆8210億円)に上るということです。
・Omni Analytics(評価額:15億1000万ドル=約2341億円):従業員の質問応答を支援するビジネスインテリジェンスプラットフォームです。2022年に設立され、累計調達額は約2億1500万ドル(約333億円)としています。
・Factory(評価額:15億ドル=約2325億円):自己改善型ソフトウェアを構築する企業です。2023年に設立され、累計調達額は約2億1900万ドル(約339億円)に上るということです。
・Slash(評価額:14億ドル=約2170億円):銀行業務や経費管理を統合した企業向け財務管理プラットフォームです。2020年に設立され、累計調達額は約1億6000万ドル(約248億円)としています。
・Alloy Therapeutics(評価額:10億ドル=約1550億円):AIを活用した創薬と開発を行う企業です。2017年に設立され、累計で1億7000万ドル(約264億円)以上を調達したということです。
・Applied Compute(評価額:13億ドル=約2015億円):企業が自社データを用いてカスタムAIソフトウェアを訓練できるよう支援する企業です。累計調達額は1億6000万ドル(約248億円)としています。
・Hermeus(評価額:10億ドル=約1550億円):高速無人航空機の構築を目指す企業です。2018年に設立され、累計調達額は約5億5000万ドル(約853億円)に上るということです。
・Tenex.AI(評価額:10億ドル=約1550億円):サイバーセキュリティサービスを提供するAIネイティブプラットフォームです。2024年に設立され、累計で2億7700万ドル(約429億円)を調達したということです。
・Also(評価額:10億ドル=約1550億円):人や物を輸送する自律型小型電気自動車の製造に注力する企業です。2024年に設立され、累計調達額は3億ドル(約465億円)以上としています。
・Stipple Bio(評価額:22億5000万ドル=約3488億円):標的がん治療薬の発見に注力する企業です。2022年に設立され、累計調達額は約1億2100万ドル(約188億円)に上るということです。
・Nextop AI(評価額:42億ドル=約6510億円):AIデータセンター向けのイーサネットネットワークハードウェアを構築する企業です。2024年に設立され、累計で6億1000万ドル(約946億円)を調達したということです。
・ModRetro(評価額:10億ドル=約1550億円):現代的な改良を加えたレトロゲーム機を製造する企業です。2023年に設立され、累計調達額は2億1700万ドル(約336億円)としています。
・Rhoda AI(評価額:17億ドル=約2635億円):ロボットシステムの展開を支援する基盤モデルの構築に注力する企業です。2024年に設立され、累計で4億5000万ドル(約698億円)を調達したということです。
・Nominal(評価額:20億ドル=約3100億円):エンジニアリングチームのハードウェアテストを支援するソフトウェアスイートを提供する企業です。2022年に設立され、累計調達額は1億8200万ドル(約282億円)としています。
・Eight Sleep(評価額:15億ドル=約2325億円):テクノロジーを活用したマットレスを開発する企業です。2014年に設立され、累計調達額は約3億900万ドル(約479億円)に上るということです。
・Science(評価額:15億ドル=約2325億円):ブレイン・コンピュータ医療機器を開発する企業です。2021年に設立され、累計調達額は約5億1900万ドル(約804億円)としています。
・Axiom(評価額:16億ドル=約2480億円):数学的発見を支援するプラットフォームを構築する企業です。累計で2億6400万ドル(約409億円)を調達したということです。
・True Anomaly(評価額:22億ドル=約3410億円):宇宙防衛製造企業です。2022年に設立され、累計調達額は約10億ドル(約1550億円)に上るということです。
・OpenRouter(評価額:13億ドル=約2015億円):AIアプリがニーズに応じて様々な大規模言語モデル(LLM)を利用できるAIゲートウェイを提供する企業です。2023年に設立され、累計調達額は約1億6300万ドル(約253億円)としています。
・Granola(評価額:15億ドル=約2325億円):AIを活用したメモ作成アプリを提供する企業です。累計調達額は1億9200万ドル(約298億円)に上るということです。
・Hark(評価額:60億ドル=約9300億円):会話や記憶が可能な「パーソナルインテリジェンス」を備えた消費者向けハードウェアデバイスを構築する企業です。累計調達額は約7億5900万ドル(約1176億円)としています。
・Dash0(評価額:10億ドル=約1550億円):2023年に設立されたオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォームです。累計調達額は約1億5400万ドル(約239億円)に上るということです。
・Valar Atomics(評価額:20億ドル=約3100億円):2023年に設立された原子力企業です。累計で約6億ドル(約930億円)を調達したということです。
・Frore Systems(評価額:16億4000万ドル=約2542億円):チップやAIデバイス向けの冷却システムを開発する企業です。2018年に設立され、累計調達額は約3億7300万ドル(約578億円)としています。
・Positron(評価額:10億ドル=約1550億円):2023年に設立されたAI半導体スタートアップです。累計で3億ドル(約465億円)以上を調達したということです。
・Skyryse(評価額:11億ドル=約1705億円):半自動飛行オペレーティングシステムを開発する企業です。2016年に設立され、累計調達額は5億4000万ドル(約837億円)以上としています。
・TRM Labs(評価額:10億ドル=約1550億円):暗号資産ビジネスの不正調査と防止を支援するプラットフォームです。2018年に設立され、累計調達額は約2億1900万ドル(約339億円)に上るということです。
・Midi Health(評価額:10億ドル=約1550億円):更年期障害の健康ケアを目的とした遠隔医療プラットフォームです。2021年に設立され、累計で2億5000万ドル(約388億円)以上を調達したということです。
・Lunar Energy(評価額:10億ドル=約1550億円):家庭用の蓄電池を製造する企業です。2020年に設立され、累計調達額は2億3000万ドル(約357億円)以上としています。
・Bedrock Robotics(評価額:18億ドル=約2790億円):建設機械の無人操作を可能にするAIシステムを開発する企業です。2024年に設立され、累計で3億5000万ドル(約543億円)を調達したということです。
・Fundamental(評価額:14億ドル=約2170億円):大規模データセットの分析に特化した基盤モデルを提供するAIラボです。2024年に設立され、直近で2億5500万ドル(約395億円)を調達したということです。
・Goodfire(評価額:13億ドル=約2015億円):研究者がAIモデルの仕組みを調査・理解するためのツールを構築する企業です。2013年に設立され、直近で1億5000万ドル(約233億円)を調達したということです。
・Iterative Health(評価額:14億ドル=約2170億円):消化器系に特化した医療研究企業です。2017年に設立され、累計調達額は2億7000万ドル(約419億円)以上としています。
・Oxide(評価額:16億ドル=約2480億円):企業が自社データセンター内でプライベートクラウドを運用するためのインフラを構築する企業です。2019年に設立され、累計で3億6000万ドル(約558億円)以上を調達したということです。
・Solace(評価額:10億ドル=約1550億円):2022年に設立されたヘルスケアマーケットプレイスです。累計調達額は2億ドル(約310億円)以上としています。
・Garner(評価額:14億ドル=約2170億円):データを用いて患者がより良い医師を見つける支援をする企業です。2019年に設立され、累計調達額は1億7900万ドル(約277億円)に上るということです。
・Apptronik(評価額:53億ドル=約8215億円):2016年に設立されたヒューマノイドロボティクス企業です。累計で9億3500万ドル(約1449億円)を調達したということです。
・Talkiatry(評価額:14億ドル=約2170億円):精神科サービスへのアクセス向上を目指す企業です。2019年に設立され、累計調達額は約4億3000万ドル(約667億円)としています。
・Erebor Bank(評価額:40億ドル=約6200億円):暗号資産クライアントとの取引に特化した銀行です。直近のシードラウンドで6億3500万ドル(約984億円)を調達したということです。
・Render(評価額:15億ドル=約2325億円):AIおよびエージェントアプリ向けに調整されたクラウドアプリホスティング企業です。2018年に設立され、累計調達額は2億5000万ドル(約388億円)以上としています。
・ZaiNar(評価額:10億ドル=約1550億円):車両やドローンなどの物理的資産にワイヤレス位置追跡技術を提供する企業です。2017年に設立され、累計で約1億1800万ドル(約183億円)を調達したということです。
・Code Metal(評価額:13億ドル=約2015億円):2023年に設立されたAIコーディングアシスタントプラットフォームです。累計調達額は1億7000万ドル(約264億円)以上としています。
・Flapping Airplanes(評価額:15億ドル=約2325億円):AI研究ラボとして設立され、直近のシード資金として1億8000万ドル(約279億円)を調達したということです。
・Profound(評価額:10億ドル=約1550億円):企業がAIの検索回答に表示されるよう支援するSEOプラットフォームです。2024年に設立され、累計調達額は約1億4800万ドル(約229億円)に上るということです。
・Basis(評価額:11億ドル=約1705億円):2023年に設立された会計自動化ソフトウェア企業です。累計で1億3000万ドル(約202億円)以上を調達したということです。
・Aalyria(評価額:13億ドル=約2015億円):GoogleからスピンアウトしたAI搭載のオーケストレーションソフトウェア企業です。2021年に設立され、累計調達額は1億3000万ドル(約202億円)としています。
・Gecko(評価額:18億ドル=約2790億円):2013年に設立されたAIおよびロボティクス企業です。累計調達額は3億ドル(約465億円)以上としています。
・Arena(評価額:17億ドル=約2635億円):ビジネスリーダーの意思決定を支援するAIプラットフォームです。2022年に設立され、累計で2億5000万ドル(約388億円)を調達したということです。
・humans&(評価額:45億ドル=約6975億円):人間と協働するAIの構築に注力するAI研究ラボです。直近のシードラウンドで4億8000万ドル(約744億円)を調達したということです。
・webAI(評価額:25億ドル=約3875億円):組織が独自のプライベートエンタープライズモデルを構築できるよう支援する企業です。2019年に設立されたということです。
・Tandem(評価額:10億ドル=約1550億円):医師の処方箋記入を効果的に支援する企業です。2013年に設立され、直近で1億ドル(約155億円)を調達したということです。
・Higgsfield(評価額:13億ドル=約2015億円):2023年に立ち上げられた生成AIビデオスタートアップで、1億8000万ドル(約279億円)を調達したということです。
・Pomelo Care(評価額:17億ドル=約2635億円):2021年に設立された仮想マタニティケア企業です。累計調達額は1億7000万ドル(約264億円)以上としています。
・Rain(評価額:19億ドル=約2945億円):2021年に設立された暗号資産ウォレット企業です。累計で3億3800万ドル(約524億円)を調達したということです。
・Deepgram(評価額:13億ドル=約2015億円):ソフトウェアが人間とコミュニケーションできるようにする音声AIインフラ企業です。2015年に設立され、累計調達額は2億4000万ドル(約372億円)以上としています。
・Alpaca(評価額:11億ドル=約1705億円):2013年に設立されたAPIおよび暗号資産証券プラットフォームです。累計調達額は3億4000万ドル(約527億円)以上としています。
・Tulip(評価額:13億ドル=約2015億円):工場がデータとインサイトを用いて業務を監視するのを支援するプラットフォームです。累計で2億7000万ドル(約419億円)以上を調達したということです。
・Preply(評価額:12億ドル=約1860億円):語学学習プラットフォームを提供する企業です。累計調達額は約3億ドル(約465億円)に上るということです。
・Upscale AI(評価額:10億ドル=約1550億円):AIインフラ企業であり、累計で3億ドル(約465億円)を調達したということです。
・GlossGenius(評価額:11億ドル=約1705億円):企業の予約管理を支援するソフトウェアを提供しています。2015年に設立され、累計調達額は約1億1500万ドル(約178億円)としています。
・Recursive Intelligence(評価額:40億ドル=約6200億円):AIを活用したチップ設計スタートアップです。累計調達額は約3億3500万ドル(約519億円)に上るということです。
・Varda(評価額:16億ドル=約2480億円):地球上で使用する製品のために宇宙から原材料を採掘する企業です。累計で5億7000万ドル(約884億円)以上を調達したということです。
・PaleBlueDot AI(評価額:10億ドル=約1550億円):AIエージェントと自動化を用いて開発者のGPUコンピューティング管理を支援する企業です。2013年に設立され、累計調達額は1億6000万ドル(約248億円)としています。
