米国政府の新たな統計によりますと、米国国境での電子機器の検査件数が過去最高に達したと発表しました。
このデータによると、米国税関・国境警備局は、2023年4月から6月の間に国際旅行者のデバイス14,899件を検査しました。これは2022年初頭の過去最高記録から17%の増加ということです。
これらの検査の多くは「基本的」なもので、米国国境の職員が旅行者のデバイスのパスワードを要求し、機器を使用せずに内容を確認するというものです。
米国市民は入国を拒否されることはありませんが、デバイスの検査を拒否した場合、そのデバイスは無期限に押収される可能性があります。訪問者の場合は検査を拒否することができますが、その場合は入国を拒否されるということです。
国境での検査の合憲性は依然として議論の的となっており、国内で司法の意見が分かれていますが、米国最高裁判所はまだこの問題を審理していないとしています。