アメリカのIT大手アップルは、同社初となるスマートグラスの発売に向けた準備を進める一方で、消費者のプライバシー保護に関する懸念への対応を慎重に検討していると報じられました。
アメリカのメディア、ブルームバーグの報道によりますと、アップルはスマートグラスの発売目標を当初の2027年初頭から延期したということです。現在は、2027年6月に開催される開発者向け会議で製品を発表し、その年の年末までに発売する計画だとしています。
この延期により、アップルは製品自体の開発を進めるとともに、プライバシー保護に関する方針を消費者に周知するための時間を確保する狙いがあるということです。
現在、IT大手メタなどが販売するスマートグラスをめぐっては、同意のない動画撮影が行われる懸念が指摘されています。事業展開において常にプライバシー保護を強調してきたアップルにとって、こうした懸念への対応は重要な課題となっています。
このためアップルは、端末内でデータ処理を完結させる仕組みや、顔認識機能を搭載しないことなど、プライバシーに配慮した設計を強調する方針です。
さらに、顧客が撮影した録画データをAI=人工知能の学習に使用することは控える方針だということです。また、外部の業者が顧客の映像を確認するといった手法も採用しない見通しだとしています。
