アメリカのIT大手アップルは、動画配信サービス「Apple TV+」において、過酷な冬季のK2登頂に挑む登山家たちを描いたドキュメンタリー映画「The Last First: Winter K2」の予告編を公開し、10月2日から配信を開始すると発表しました。
このドキュメンタリーは、アミール・バーレフ監督が手がけた作品で、極限状態にある登山業界の実態や、変化しつつある登山文化に鋭く迫る内容となっています。アメリカの映画批評サイトでは、極めて高い評価を獲得しているということです。
アップルは今年に入り、サンダンス映画祭の選出作品でもある本作の全世界での配信権を獲得したと発表していました。同社は質の高い独占コンテンツの拡充を進める方針で、数週間前に10月2日の配信開始を決定し、今回新たに予告編の公開に至りました。
作品では、2021年の遠征に焦点が当てられています。アイスランド出身のジョン・スノッリ・シグルヨンソン氏と、パキスタン出身のアリ・サドパラ氏、サジド・サドパラ氏の父子チームが、気象条件が最も過酷となる冬季のK2において、史上初となる登頂を目指す姿が描かれています。
また、彼らがインフルエンサーの登山家やその撮影クルー、商業目的の登山ツアー客、さらには欧米人の登山を支援するだけの役割から脱却しようとするネパール人チームなどと、危険な山道を共有する様子も記録されています。生死を分ける過酷な環境下で、戦略や決意だけでなく、階級や資金力、権力といった複雑な背景が浮き彫りになるとしています。
「Apple TV+」は、月額14.99ドル(約2,300円)で提供されており、アップルの各種サービスをまとめた「Apple One」の一部としても利用できるということです。
