米国のIT大手アップルは、自社の動画配信サービス「Apple TV+」の今後のラインナップとして、新たに2つのオリジナルドラマシリーズの制作を決定したと発表しました。
アップルは、著名なクリエイターや制作会社と連携し、独自コンテンツの拡充を通じて配信サービスの競争力をさらに高める方針です。今回制作が発表されたのは、以下の2作品です。
1つ目の作品は、制作会社「A24」が手がけるコメディドラマ「The Husbands(原題)」です。人気ドラマ「テッド・ラッソ」に出演したジュノー・テンプル氏が主演を務めるということです。
この作品は、ホリー・グラマジオ氏による同名のベストセラー小説を原作としています。ロンドンのアパートに帰宅した主人公が、見知らぬ男性から「夫」として出迎えられるところから物語が始まります。屋根裏部屋から次々と新しい夫が現れるという奇抜な設定のもと、「より良い人生を求めるのをやめ、いつ現実の生活を始めるべきか」というテーマを描くとしています。
共演者には、ジョー・アルウィン氏やリチャード・ガッド氏などの実力派俳優が起用されています。配信時期は未定ですが、主演のテンプル氏は今夏配信予定の「テッド・ラッソ」シーズン4にも出演する予定だということです。
2つ目の作品は、トム・ウルフ氏の小説を原作としたニューヨークが舞台の風刺ドラマ「The Bonfire of the Vanities(虚栄の篝火)」です。
脚本は「推定無罪」などを手がけたデビッド・E・ケリー氏が担当し、映画「ザ・バットマン」で知られるマット・リーヴス氏が監督および製作総指揮を務めるということです。
同作は1990年にも映画化されましたが、当時は批評家から厳しい評価を受け、興行的にも失敗に終わりました。アップルは、強力な制作陣を迎えることで、新たなドラマシリーズとして成功させる狙いがあるとみられます。こちらの作品も配信時期は明らかになっていません。
なお、「Apple TV+」の米国での利用料金は月額12.99ドル(約2,010円)となっています。複数のサービスを組み合わせた「Apple One」を通じて、割引価格で利用することも可能だということです。
