アメリカのIT専門メディア「MacStories」は、アップルの最新基本ソフト「iOS 27」に関する詳細なレビュー記事を公開したと発表しました。記事では、新たに搭載された「Siri AI」について、現時点では複雑な業務を自律的にこなす段階にはないものの、アップルが将来のAI戦略に向けた基盤を確実に築いていると評価しています。
筆者であるフェデリコ・ビティッチ氏は、今年のアップデートについて、昨年のものほどの派手さはないと指摘しています。一方で、「アップルは既存の機能に配慮しながら、新しい価値を提供できることを示している」として、細部へのこだわりを高く評価しているということです。
特に注目されているのが、アップルの独自AI「Apple Intelligence」と進化した「Siri AI」です。ビティッチ氏によりますと、新しいSiriは、長時間の作業を最後まで自律的に実行する「エージェント型」のAIではないということです。そのため、他社が展開する業務用の高度なAIモデルと比較するのは現実的ではないとしています。
現在のSiri AIは、メモやリマインダー、スマートホーム機能などの日常的な短時間の操作に最適化されているということです。より深い調査や複雑なやり取りが必要な場合は、引き続き他社のAIサービスを活用するのが適切だとしています。
しかし、アップルは将来的にSiriをエージェント型のAIへと進化させる方針であり、今回のアップデートはそのための重要な基盤づくりになっていると分析しています。
同サイトでは、「iOS 27」のほかにも、最新のパソコン向け基本ソフト「macOS 27 Golden Gate」や、時計型端末向け基本ソフト「watchOS 27」のレビューも公開されています。IT各社がAI開発を加速させる中、アップルが自社の強みである基本ソフトとAIをどのように融合させていくのか、今後の動向が注目されています。
