アメリカのAI(人工知能)開発大手「オープンAI」は非公開で株式上場(IPO)の申請を行っていますが、サム・アルトマンCEO(最高経営責任者)は2026年の上場を見送る方針であると発表しました。
アルトマンCEOは最近、アメリカの経済誌「フォーチュン」のインタビューに応じました。この中で、AIの安全性に関する議論が高まる中、上場計画に向けて開発を急ぐプレッシャーを感じているかについて問われました。
これに対し、アルトマンCEOは「上場を急いではいない」と述べました。そのうえで、「安全性に関する現在の状況を考慮すると、現時点で上場することは賢明な判断ではない」としています。
今後の企業戦略および上場時期については、「事業の準備が整い、社会がこの技術を受け入れる状況になったと判断した時に実施する」方針です。さらに、2026年の上場を見送るのかという質問に対しては、「2026年ではないと言える。私たちにはまだ取り組むべき課題が多くある」と述べたということです。
アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは今年6月、オープンAIが2026年後半の上場を目指して準備を進めていると報じていました。一方で、IT関連株の値動きの激しさや財務上の課題を背景に、会社側が上場時期を2027年に先送りする方向に傾いているとも伝えられていたということです。
