アメリカのIT企業「オープンAI」が開発を進めているとされる新型のAIスマートスピーカーについて、販売価格が300ドルから400ドル(約4万6000円から6万2000円)になる見通しだと、アメリカの経済メディアが報じました。
ブルームバーグの報道によりますと、この新しい端末は「ドーナツ型」のデザインになるということです。利用者が自宅内で持ち運び、ベッドサイドのテーブルやキッチンのカウンターなど、さまざまな場所に置いて使用することを想定しているとしています。
また、関係者の話として、端末は「高品質な金属」で作られ、高級感のある外観になるとしています。さらに、具体的な機能は明らかになっていないものの、特徴的な「可動部品」が搭載されるということです。
価格については、一般的なスマートスピーカーよりもやや高く設定され、1台あたり300ドルから400ドル(約4万6000円から6万2000円)になる可能性があると報じられています。比較として、アメリカのアマゾンが販売するスマートスピーカーの価格帯は、40ドルから240ドル(約6000円から3万7000円)程度となっています。
オープンAIがスマートホーム機器を開発する背景には、自社の対話型AI「チャットGPT」を利用者の日常生活にさらに浸透させるという事業戦略があるものとみられます。一方で、スマートスピーカー市場はこれまで必ずしも収益性が高いとは言えず、新規参入が難しい分野とされています。そのため、高価格帯での展開が販売上の課題になる可能性も指摘されています。
この端末は、アメリカのアップルでデザイン責任者を務めたジョニー・アイブ氏が設立したデザイン会社「ラブフロム」と共同で開発されており、2027年中の発売が見込まれるということです。
一方で、オープンAIのハードウェア市場への参入は順調ではない側面もあります。同社は現在、ハードウェア大手のアップルから営業秘密の窃取をめぐって提訴されています。これに対し、オープンAI側は不正行為を否定しているということです。
