アメリカのAI開発企業「オープンAI」は、対話型AI「ChatGPT」のデスクトップ版アプリを更新し、音声でパソコン上の操作を指示できる新機能を追加したと発表しました。
この新機能は、同社が今月発表した最新の音声モデル「ChatGPT-Live」を活用したものです。ユーザーがアプリに話しかけることで、AIを通じてパソコン上の様々な作業を実行できるようになるということです。
オープンAIによりますと、新たな音声機能は業務向けの「ChatGPT Work」やプログラミング支援の「Codex」と連携し、ウェブサイトやアプリケーションの検索が可能です。また、アップルのOS「macOS」では、画面上の情報をAIが読み取ることができる機能も備わっているということです。
これまでスマートフォン向けに提供されていた音声機能は、自然な会話に重点が置かれており、端末上の操作を直接行うことはできませんでした。今回追加されたデスクトップ版の機能はより高度化されており、複数の手順を伴う複雑な指示を音声で行うことができるとしています。
同社が公開したデモンストレーションの映像では、開発者が音声による1回の指示で、プログラムの修正要求や不具合の原因究明などをAIに実行させる様子が示されました。また、iPhoneなどのiOS向けアプリから遠隔でこの機能を利用することもできるということです。
一方、競合するAI企業「アンソロピック」も、自社の対話型AI「Claude」の音声機能を更新したと発表しています。メールやカレンダー、業務連絡アプリなどでの作業を音声で完結できるよう機能を強化しており、AIを通じた業務効率化をめぐる各社の開発競争が激しくなっています。
