グーグルは、Androidの緊急位置情報サービス(ELS)をインドで提供開始したと発表しました。このサービスは、インド北部のウッタル・プラデーシュ州で最初に導入されました。
グーグルは2016年にAndroid向けの緊急位置情報サービスを導入しました。このサービスは、緊急通報時にGPSやWi-Fiなどの位置情報を緊急サービスに即時送信する仕組みです。特に通話中に信号が弱い場合や、発信者が自由に話せない状況下で有用です。2018年からはアメリカの通信事業者にも提供されています。
今回、インドでの導入により、Android 6.0以上のデバイスで112番などの緊急番号に発信した際にELSが作動します。
グーグルによれば、ELSは無料で利用でき、発信者が112番や他の緊急番号に発信した際にのみ作動します。特別なハードウェアやアプリは必要ありません。位置情報は緊急サービスのみに直接送信され、グーグルが収集することはありません。UP112の指令インフラとPertsolのルーティングシステムが即座に発信者の座標を確認し、警察や医療、消防の適切な対応を数秒で開始します。
また、ウッタル・プラデーシュ州でのパイロットプログラムでは、2000万件の通話とSMSの中で、接続直後に切れた通話に対しても重要な情報を送信することができたということです。
インドの他の州への拡大時期は不明ですが、緊急サービスや通信事業者との協力が必要とされています。グーグルは、地域でこの機能を有効にしたい政府向けに公開フォームを用意しています。
