アメリカのIT大手グーグルは、新たなノートパソコン「Googlebooks(グーグルブックス)」の詳細を明らかにし、10月に一般向けに発売すると発表しました。
グーグルは5月に先行公開していた「Googlebooks」について、詳細な仕様や機能を公表しました。同社は、Androidスマートフォンを利用するユーザーにとって最適なノートパソコンを目指すとしています。スマートフォンからパソコンへ作業を円滑に移行できるよう、業界大手のパソコンメーカーと提携し、ハードウェアとソフトウェアの両面で開発を進めたということです。
新たなOSはAndroidを基盤として設計されています。パソコンにログインすると、スマートフォンの設定や保存されたパスワード、Wi-Fi情報、メッセージなどが自動的に同期されます。また、スマートフォンでの作業をパソコンで引き継ぐ機能や、パソコン上でスマートフォンのアプリを直接操作できる機能も搭載されています。
さらに、生成AI「Gemini(ジェミニ)」を活用した機能も組み込まれています。画面上の操作でAIを呼び出し、カレンダーへの予定追加や、音声による文章入力、自然言語を用いたデスクトップ画面のカスタマイズが可能になるとしています。ファイル管理アプリでもAIが活用され、検索を補助するためのファイル説明が自動で生成されるということです。
アプリケーションについては、Androidアプリとウェブアプリの双方を利用できる仕組みです。ゲーム分野では、2万種類以上のモバイルおよびパソコン向けタイトルに対応します。開発者向けには、Linux環境と連携する専用ツールを提供する方針で、高度な開発作業も安全に行える環境を整備しています。
セキュリティ面では、専用のセキュリティチップを搭載し、端末内でのマルウェア検出機能を備えています。また、同社はスマートフォンの「Pixel」シリーズと同様に、10年間の自動アップデートを提供するとしています。
ハードウェアについては、発売時にエイサーやデル、HPなどから5つの最上位モデルが投入されます。すべての端末にAI処理に特化した半導体(NPU)が搭載され、16ギガバイト以上のメモリやタッチパネル対応のディスプレイを備えています。筐体にはアルミニウムやカーボンファイバーなどの高級素材が使用され、背面には動作状況に応じて光る「Glowbar」と呼ばれる表示ランプが搭載されています。
各モデルの価格は以下の通りです。 ・エイサー「Googlebook 14」:899ドル(約13万9000円)から ・デル「XPS Googlebook」:1199ドル(約18万6000円)から ・エイスース「Googlebook 14」:1299ドル(約20万1000円)から ・HP「Googlebook 14」:1299ドル(約20万1000円)から ・レノボ「Googlebook 15」:1299ドル(約20万1000円)から
「Googlebooks」はすでに予約受付が開始されており、アメリカでは10月4日に発売される予定です。その後、イギリスやフランス、オーストラリアなどでも順次販売が開始されるということです。
