アメリカの通信大手コムキャストが展開するサービス「Xfinity」で、2023年に3600万人分の個人情報が流出した問題で、およそ1億1750万ドル(約182億円)を支払うことで集団訴訟の和解が成立したと発表しました。影響を受けた顧客は、和解金の受け取りを請求できるということです。
この問題は2023年10月、同社が利用していたソフトウェア会社「Citrix」の製品に脆弱性が発見されたことに端を発します。コムキャストはシステムの修正措置を講じたものの、その前の期間に内部システムへの不正アクセスがあったことを確認し、連邦捜査機関に通報して調査を進めたと発表しました。
調査の結果、ハッカーによってユーザー名や暗号化されたパスワードが取得された可能性が高いことが判明しました。さらに一部の顧客については、名前、連絡先、生年月日、秘密の質問と答えのほか、社会保障番号の下4桁などの個人情報も流出したとしています。
コムキャストは、影響を受けたすべての顧客に対してすでに通知を行っています。対象となる顧客は、通知メールに記載されている固有のID番号を使用することで、専用サイトから和解金の分配を請求できるということです。
請求にあたっては、一律で推定50ドル(約7700円)の現金を受け取るか、実際に生じた金銭的損失や費やした時間の証拠を提出してより高額な支払いを受けるかを選択できるとしています。なお、最終的な一人あたりの支払額は、提出された請求の総数に応じて変動する方針です。
