アメリカのITメディア「TechCrunch」は、2026年10月にサンフランシスコで開催される大規模イベント「TechCrunch Disrupt 2026」において、AIエージェントをスタートアップ企業の初期メンバーとして活用する戦略について議論するセッションを行うと発表しました。
スタートアップ企業において、創業初期の採用は企業の方向性を決定づける重要な要素とされています。しかし近年、エンジニアリングや顧客対応、調査、業務管理などの分野で、これまで初期メンバーが担ってきた業務をAIエージェントが代替する動きが広がっているということです。
今回のセッション「AIが共同創業者となる時代の採用」では、人事労務ソフトを提供する「Gusto(ガスト)」のジョシュ・リーブスCEO、投資会社「インサイト・パートナーズ」のミシェル・ジョンソン上級副社長、キャリア支援プラットフォーム「Leland(リーランド)」のジョン・ケーリカーCEOが登壇する予定です。
各社の事業戦略として、Gustoは50万社以上の企業に対し、AIと小規模事業者向けの支援ノウハウを組み合わせたサービスを展開しています。また、インサイト・パートナーズのジョンソン氏は、前職で企業の年間経常収益を100万ドル(約1億5500万円)未満から9000万ドル(約139億5000万円)へと成長させた実績を持ち、AI導入による収益化戦略を専門としています。Lelandは、AI時代の労働市場における人材育成とスキル活用に焦点を当てた事業を展開する方針です。
企業側は現在、「次に誰を採用するか」ではなく、「どの業務を人間が担い、何をAIに任せるべきか」という新たな課題に直面しているとしています。AIに業務を委ねることで事業のスピードは向上する一方、最終的な意思決定や責任の所在、顧客理解、企業文化の醸成といった人間特有の役割がより重要になるということです。
イベントは10月13日から15日まで開催され、1万人以上の起業家や投資家が参加する見通しです。なお、主催者によりますと、9月25日までに参加登録を行うと、チケット代金が最大200ドル(約3万1000円)割引されるということです。
